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50代起業

50代起業、一人社長の私が「従業員を増やさない」と決めた理由と、商談のリアル

こんにちは、CloudLab代表の岩森吏央です。

今、この文章を書いているのは、実はある商談の30分前です。正直なところ、かなり緊張しています。というのも、以前の打ち合わせで、先方から「社長ひとりの一人会社であること」に懸念を示された相手との、2回目の商談だからです。今回は、先方の顧問税理士さんも同席されると聞き、普段以上に身構えてしまいます。

おそらく、前回言われたことの延長で、「一人でどこまでできるんですか?」と、改めて問われることになるでしょう。だからこそ、今回は私なりの考えを、包み隠さず正直に伝えようと思っています。

「一人会社は不安」と言われた商談のリアル

お客様が「一人会社は不安」と感じるのは、ごもっともな意見だと理解しています。特にITやWeb制作といった分野では、技術力や対応力、さらには事業継続性への懸念があるのは当然でしょう。私自身も、起業当初からこの点については深く考えてきました。

分身の術は使えない。一人でできることの限界

CloudLabは、現在のところ私が一人で運営しています。どんなに努力しても、時間も体力も有限であり、分身の術が使えるわけではありません。だからこそ、一人でできることと、できないことは正直にあります。

お客様に対して、できないことを「できます」と見栄を張ることは、結果として信頼を損なうことにつながります。私は、今の自分の実力と会社の状況を正直に伝え、その上でどのような価値を提供できるのかを明確にすることが、長期的な関係を築く上で最も重要だと考えています。

なぜ今、従業員を増やさないのか? 私なりの経営判断

「なぜ人を雇わないのか?」という問いは、一人社長であれば誰もが一度は直面するテーマかもしれません。もちろん、事業が拡大し、必要となれば雇用を検討する段階も来るでしょう。しかし、起業初期の今、私が従業員を増やさないのには、明確な理由があります。

企業初期の現実とリスク

まず、現在の時点で十分に売上が立っていない状況で従業員を増やすことは、当社にとって大きなリスクです。人件費は固定費として重くのしかかり、会社の財務状況を圧迫する可能性があります。もし、無理に雇用を進めた結果、会社が存続できなくなってしまえば、雇った方にも迷惑をかけてしまいます。これは、経営者として最も避けたい事態です。

私は、まず事業を安定させ、持続可能な基盤を築くことを最優先に考えています。その上で、お客様への責任を果たすこと、そして将来的に雇用を生み出す力をつけることが、今の私にできる責任ある経営だと信じています。

雇用のリスクと責任

人を雇うということは、その人の生活、人生の一部を預かるということです。それは非常に重い責任であり、生半可な気持ちでできることではありません。私は、安易に雇用して会社の都合で手放すようなことはしたくない。だからこそ、確かな事業基盤と、社員が安心して働ける環境が整ってからこそ、雇用に踏み切るべきだと考えています。

お客様の「投資判断」と、私の提案スタンス

お客様がシステム開発やWebサイト制作を依頼する際、大手企業に依頼するのか、それとも私たちのような一人会社に依頼するのか、これは最終的にはお客様の「投資判断」だと考えています。十分な予算と投資余力があれば、おそらく多くのお客様は、大手企業を選ばれるでしょう。

私たちがお客様から選ばれるのは、大手とは異なる価値を提供できるからだと信じています。それは、たとえば、

  • 価格面での柔軟性: 大手企業にはない、コストを抑えた提案。
  • きめ細やかな対応: 一人だからこそできる、お客様一人ひとりへの丁寧なヒアリングと迅速な対応。
  • スピード感: 意思決定の速さ、フットワークの軽さ。
  • AI・IT活用による効率化: 最新技術を積極的に導入し、一人でも高品質なサービスを提供できる体制。

これらは、お客様が「リスク」「価格」「品質」のどこに重きを置くかによって、私たちを選ぶ理由になり得ると考えています。

リスクを避けるための具体的な提案

とはいえ、お客様が一人会社に依頼する際のリスクをゼロにすることはできません。だからこそ、提案する立場として、私は常に「御社のリスクをなるべく避ける形」を模索し、提示するように心がけています。

例えば、

  • スモールスタート・フェーズ分け: いきなり大規模な開発を行うのではなく、まずは最小限の機能からスタートし、効果を検証しながら段階的に拡大していく提案。
  • 明確なプロジェクト管理: 進捗状況を定期的に共有し、お客様が常に状況を把握できる透明性の高いプロセス。
  • AI・ITツールを活用した効率化: 人手に頼る部分を減らし、AIや各種ツールを積極的に導入することで、一人でも安定した品質とスピードを確保する工夫。

これらを通じて、お客様が安心してCloudLabに任せていただけるよう、最大限の努力をしています。

等身大の「正直さ」が信頼を築く

50代で起業し、一人社長として奮闘する日々は、常に決断と向き合いの連続です。見栄を張ったり、実力以上のことを語ったりしても、いずれは綻びが生じます。だからこそ、私は今のCloudLabの等身大の姿と、私の正直な考えを伝えることが、結局は一番強い信頼関係を築く道だと信じています。

商談の結果はまだ分かりませんが、この正直な姿勢がお客様に伝わり、良いご縁につながることを願っています。この経験が、同じように50代で起業を考えている方や、中小企業の経営者の皆様にとって、何らかの参考になれば幸いです。


CloudLabは京都・亀岡を拠点に、中小企業のIT活用・AI導入・ホームページ制作を支援しています。50代起業の私だからこそ、地に足の着いた、現実的な視点でお客様のお悩みに寄り添います。ITやAIの導入、Webサイト制作でお困りでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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