居酒屋の雑談から見えた建設業DXの真髄|50代起業が考える地域ビジネス支援
CloudLab代表の岩森です。先日、地元の居酒屋での何気ない雑談から、今後の事業展開、特に地域の中小企業支援における大きなヒントを得ました。50代で起業し、日々新しい事業の形を模索している私にとって、机上では見えないリアルな声は、何よりも貴重な情報源です。
地元の居酒屋で、異業種の専門家たちと
その日、私はある士業の先生と、人材育成に詳しい先生と、地元の居酒屋で飲んでいました。私はお酒を飲まないので烏龍茶でしたが、最初は開業準備の進捗や、名刺のデザイン、ホームページの印象、インボイスへの対応など、たわいもない雑談が中心でした。
しかし、話は次第に建設業の話題へと移っていきました。士業の先生は建設業の許認可に関わることが多く、私も最近、塗装業界や建設業界のDXに興味を持っていたこともあり、自然と深く掘り下げることになったのです。
建設業のリアルな課題に直面する
会話の中で浮き彫りになったのは、建設業が抱える多岐にわたる課題でした。
- 許認可の問題: 専門的な知識と手続きが必要。
- 人手不足: 若手が入らず、高齢化が進む。
- 外国人材の活用: 導入と育成の難しさ。
- 現場の人材育成: 経験と勘に頼る部分が多く、体系化が難しい。
- アナログな業務: 未だに紙ベースでの管理や見積もり作成が主流。
特に、現場での見積もり作成は、図面から長さを拾い、面積を計算し、材料単価や作業単価をかけるという、非常に時間と手間のかかる作業だと聞きました。私は最近、この見積もり作業をAIやプログラミングで自動化する検証を進めているところだったので、その話を共有しました。
単なるAIツール導入では解決できないこと
図面から見積もりを自動計算できる、という話は確かに画期的かもしれません。しかし、話を聞くうちに「単にAIツールを売ります」というアプローチでは、建設業の会社が本当に求めている支援にはならないのではないか、という思いが強くなりました。
彼らにとって本当に必要なのは、見積もり作業の効率化だけではありません。許認可の整備、人材の育成、現場の業務効率化、さらには営業や採用活動の見せ方まで、事業全体を包括的に支援すること。そうした複合的なサポートこそが、地域の中小企業が抱える課題を根本から解決し、持続的な成長を促す鍵だと感じたのです。
そこで頭に浮かんだのが、士業の先生、人材育成の先生、そしてIT・AI導入支援を行う私、この三者が連携する可能性でした。それぞれの専門性を組み合わせることで、単発のシステム導入に留まらない、より深くて広い支援メニューが提供できるのではないかと、居酒屋の席で想像が膨らみました。
机上の計画では見えない、雑談の価値
もちろん、この時点ではまだ妄想の段階です。翌朝には少し冷静になり、「誰に、何を、いくらで売るのか」といった具体的な課題も頭をよぎりました。しかし、起業初期において、このような雑談の中にこそ、事業のヒントが隠されていると改めて実感しました。
机の上で事業計画書を書き続けるだけでは見えてこない、現場の「困りごと」や「泥臭い作業」。実際に人と会って話を聞くことで、「この人はここで悩んでいるんだ」「この業界はまだ手作業が多いんだ」といったリアルな声が聞こえてきます。それが新たなサービスや事業のアイデアにつながることがあるのだと。
DXやIT活用は、とかく技術先行で語られがちです。しかし、本当に必要なのは、現場の「面倒くさい」作業や「泥臭い」課題から考えること。そして、その周辺にある許認可、人材、営業、採用といった要素まで含めて、全体像を捉える視点です。そうすることで、単発のシステム開発ではなく、地域企業に対する本当の意味での支援が実現できるのかもしれません。
居酒屋のアイデアは、翌朝に半分残れば本物
居酒屋で盛り上がった事業アイデアは、大抵翌朝には半分くらい覚めてしまうものです。しかし、残った半分こそが本物だと信じています。今回の雑談で残ったアイデアの種を、これからも大切に育てていきたいと思っています。
士業の先生方との繋がりを活かし、お互いの商売の種を育てながら、地元の企業の支援に貢献できれば、これほど嬉しいことはありません。地域の中小企業が抱える課題に対し、真に寄り添った解決策を提供できるよう、これからも探求を続けてまいります。
--- CloudLabは京都・亀岡を拠点に、中小企業のIT活用・AI導入・ホームページ制作を支援しています。今回のような事業課題の掘り起こしから、具体的なDX推進まで、お気軽にご相談ください。
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