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AI・IT活用

AIは最高の参謀、だが社長は人間。50代起業家が語るAI時代の意思決定

CloudLab代表の岩森です。50代で起業し、日々AIと深く向き合っています。最近、AIを仕事で活用する機会が飛躍的に増え、私自身の事業運営において、AIなしではかなり厳しいと感じる場面が増えました。

AIなしでは考えられない、一人社長の事業運営

正直なところ、現在の私の仕事はAIに大きく支えられています。具体的には、

  • YouTubeの企画ネタ出しや説明欄の作成
  • ブログ記事の構成案作成や下書き
  • 営業資料の作成
  • 事業計画を立てる際の壁打ち相手
  • プログラム開発の補助
  • Excelを使ったシミュレーション

など、多岐にわたります。一人社長として事業を立ち上げたばかりの私にとって、従業員を抱える余裕がない中で生産性を高めるためには、AIへの投資は不可欠でした。AIを駆使することで、限られたリソースでも最大限の成果を出そうと努めています。

士業の先生との対話から見えたAIの「影」

先日、ある士業の先生と居酒屋で談義する機会がありました。話題は当然のようにAIのことになり、先生も事業計画のシミュレーションやExcelでの表・グラフ作成にAIを活用しているとのことで、その便利さには私も深く共感しました。

しかし、話が進むにつれて、AIの便利さだけでなく、その「怖さ」についても意見が交わされました。例えば、

  • 社内情報や顧客情報をどこまでAIに入れて良いのか?
  • 子どもがAIに相談しすぎたら、その思考にどう影響するのか?
  • AIが出した答えを、どこまで信用して良いのか?
  • そして、最終的に判断を下す人間の役割とは何なのか?

これらの問いは、AIを使いこなす私自身の心にも深く響きました。

便利さの裏側にある「怖さ」と「疑問」

AIは、私たちが思いつかないような視点を提供し、文章を整理し、時には厳しい意見も遠慮なく伝えてくれます。24時間365日、文句一つ言わずに壁打ち相手を務めてくれるAIは、まさに最高の参謀です。

しかし、あまりにも便利すぎるがゆえに、私は時に「自分で考えているのか、それともAIに誘導されているのか?」という境界線が曖昧になる感覚を覚えることがあります。事業戦略や営業方針、価格設定に至るまでAIに相談する中で、極端な話、私自身の家庭の悩みまでAIに相談してしまうこともあります(もちろん、あくまで私個人の考えを整理するためですが)。

責任の所在とアナログな人間の役割

AIは素晴らしい参謀ですが、現時点では「社長」にはなれません。なぜなら、AIが「この事業で行きましょう」と言っても、もし売れなかった時に責任を取るのは私自身だからです。AIが「この価格で売りましょう」と提案しても、実際に顧客の前でその価格を伝えるのは私であり、失敗した時の責任も私が負います。

AIが「営業しましょう」と言っても、電話をかけたり、メールを送ったり、DMを作成・発送したりといったアナログな行動は、結局のところ人間が行う必要があります。この最後の「動かす」という部分にこそ、現時点での人間の役割が残されていると感じています。

情報管理と倫理的な課題

AI活用においては、情報管理にも細心の注意が必要です。顧客情報、会社の内部情報、個人情報など、あらゆる情報を安易にAIに入力して良いわけではありません。一定のガードレールやセキュリティを確保した上で利用する必要があります。

また、教育やメンタルヘルスといった分野でのAI利用には、さらに慎重さが求められます。過去には、AIがユーザーのメンタル状態に過度に忖度した結果、かえって悪い方向に導いてしまった事例や、メンタルヘルスに問題を抱える方がAIを利用する際に、症状が悪化するという研究報告も存在します。

AIが人に忖度しすぎる傾向があると言われる中で、その忖度が悪い方向に作用し、子どもの精神状態を悪化させたり、最悪の場合、自殺教唆に近い状況に追い込んでしまったりする可能性も指摘されています。このようなデリケートな領域においては、AIの利用は極めて慎重に行うべきだと強く感じています。

AI時代に求められる人間の役割とは

起業初期の私にとって、AIは間違いなく力強い「参謀」です。しかし、「社長」という役割は、やはり人間である私が担い、最終的な意思決定と責任を負うべきだと考えています。

これからの時代、人間の仕事は「AIに何を任せ、何を自分で決めて、どう責任を取るか」を判断することに集約されていくのではないでしょうか。

AIは便利で、もはや使わざるを得ない存在です。しかし、その便利さの裏には「怖さ」も潜んでいます。AIに丸投げするのではなく、適切な距離感を保ちながら、その能力を最大限に引き出し、最終的な責任は人間が負うというスタンスで事業を進めていきたいと考えています。


CloudLabは京都・亀岡を拠点に、中小企業のIT活用・AI導入・ホームページ制作を支援しています。AIを活用した事業計画の策定、業務効率化、Web集客でお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。

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