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AI・IT活用

50代起業家、YouTube動画制作をAIで自動化!効率と「人間らしさ」のバランス

50代起業家、YouTube動画制作をAIで自動化!効率と「人間らしさ」のバランス

50代起業家が語る、YouTube自動化への道のり

50代で合同会社CloudLabを立ち上げた岩森吏央です。

CloudLabでは、京都・亀岡を拠点に中小企業のIT活用やAI導入を支援していますが、私自身の情報発信の場としてYouTubeチャンネルも運営しています。このチャンネルは、私の日々の思考や起業のリアルな記録、いわゆる「思考ログ・起業ログ」として、ほぼ毎日投稿を続けてきました。

正直なところ、これまで動画編集はほとんどしていません。凝った編集や字幕を付ければ、もちろん動画は見やすくなるのは分かっていました。しかし、それを毎回やるとなると、手間が増えすぎて継続が難しくなってしまう。だからこそ、クオリティよりも「継続すること」を最優先し、あえて無編集で公開してきたんです。

字幕へのこだわりと、手作業の壁

それでも、ずっと心の中で気になっていたことがありました。それが「字幕」です。

私自身、話すときに少しボソボソと喋ってしまう癖があるんです。普段から「今、なんて言ったの?」と聞き返されることも少なくありません。もちろん、ハキハキ話そうとは心がけているのですが、長年の癖はどうしても出てしまいます。そうなると、初めて私の動画を見てくださる方にとっては、内容が聞き取りづらいだろうな、と。

字幕があれば、聞き取りづらい部分を補えますし、音が出せない環境や、2倍速で視聴する際にも内容を追うことができます。より多くの方に、私のメッセージを届けられるようになるはずです。

ただ、字幕を毎回手作業でつけるのは、本当に大変な作業です。以前、動画編集をしていた時期があり、その労力を身をもって知っていました。「これでは継続できない」と、手作業での字幕作成は諦めていました。

AIとプログラミングで「動画制作フロー」を自動化

しかし、最近になってAIとプログラミングの技術が目覚ましく進化しているのを見て、「これなら、動画制作の全工程を自動化できるのではないか?」というアイデアが閃きました。手作業の壁をAIで乗り越え、継続と見やすさの両立を目指そうと決意したのです。

試行錯誤の末に構築した自動化フローは、以下の通りです。

  1. 動画から音声抽出: まず、撮影した動画から音声を自動で取り出します。
  2. AIで文字起こし: 抽出した音声をAIに渡し、文字起こしをしてもらいます。
  3. 文脈理解AIによる誤変換補正: ここが重要なポイントです。一般的な文字起こしAIだけでは、特に日本語の場合、同音異義語が多く、文脈に合わない誤変換が頻繁に発生します。例えば「クラウドラブ」が「黒いドラム」になったり、私の名前「岩森」が「山森」「井森」と誤変換されることも。そこで、別のAIに、私が普段どんなテーマに関心を持ち、どんな言葉をよく使うかを学習させました。これにより、文字起こしされた文章を私の語彙や文脈に合わせて自動で補正。その結果、8割から9割はかなり自然な日本語の文章に仕上がるようになりました。
  4. 字幕として動画に焼き込み: 補正された文章を、動画のタイムラインに合わせて字幕として自動で焼き付けます。
  5. 章立て(チャプター)の自動生成: さらに、AIが話の区切りを判断し、動画の章立て(チャプター)を自動で生成。視聴者の方が目的の話題にアクセスしやすくなりました。
  6. タイトル・説明欄・サムネイル生成、自動投稿: そして、動画のタイトル、説明欄、固定コメント、さらにはサムネイルの生成までAIに任せます。最終的には、YouTubeへのアップロードから公開スケジュールの設定(平日18時、土日10時)まで、一連の作業を完全に自動化しました。

効率化のその先へ:「どこを自動化し、どこを残すか」

AIを使うと、あらゆる作業を徹底的に効率化したくなるものです。しかし、私はこの自動化を進める中で、「どこまでをAIに任せ、どこに人間らしさを残すか」という線引きを深く考えるようになりました。

例えば、私が話す際の「えー」とか「あー」といったフィラーや、沈黙の「間」を全てカットすれば、動画のテンポは格段に良くなるでしょう。しかし、このチャンネルは私の「思考ログ・起業ログ」です。その時に私が何を考え、どのように言葉を探しているか、その自然な流れこそが、このチャンネルの持ち味だと考えています。効率化しすぎて、そうした「人間臭さ」が失われてしまうのは本意ではありません。

そのため、よっぽど長すぎる間だけを調整し、思考のプロセスを示すような適度な「間」は、あえて残すことにしました。

サムネイルについても同様です。YouTubeらしい派手な煽り方をするサムネイルは目を引くかもしれませんが、私のチャンネルのトーンとは合いません。日々の思考や試行錯誤を、自然なトーンで語るのが私のスタイルです。そこで、派手すぎず、落ち着いた印象でありながら、動画の内容が一目でわかるようなサムネイルをAIに生成してもらうように調整しました(ちなみに、海外のYouTuberさんの落ち着いたトーンを参考にしています)。

AI活用がもたらしたもの

この一連の自動化によって、動画制作のハードルは劇的に下がりました。

今では、パソコンの前で動画を撮り終えたら、あとはAIに任せるだけ。面倒なアップロード作業や設定の手間がなくなったことで、心理的な負担も大きく軽減されました。

何よりも、字幕が付いたことで、私のボソボソした話し方でも、きっと多くの方に内容を追いやすくなったはずです。効率化によって生まれた時間は、「何を語るか」というコンテンツの本質的な部分に、より深く集中できるようになりました。

AIは単なる作業を効率化するツールではありません。私にとってAIは、継続して情報発信をするという、本来やりたかったことを支え、さらにその質を高めてくれる強力なパートナーです。

まとめ

50代で起業した私でも、新しい技術であるAIを積極的に取り入れ、日々の業務や情報発信に活用しています。AIは、中小企業のIT活用や業務効率化において、想像以上の可能性を秘めていると実感しています。

「AIを導入したいけれど、何から手をつけていいか分からない」「自社のビジネスにどう活かせばいいのか」といったお悩みをお持ちの中小企業の経営者の方々も多いのではないでしょうか。

CloudLabは京都・亀岡を拠点に、中小企業のIT活用・AI導入・ホームページ制作を支援しています。お気軽にご相談ください。

▶ 動画で詳しく解説

この記事の内容はYouTubeでも話しています。

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